ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

佐世保の高校生の事件

しかし、わがまち佐世保でこういう事件が起こるって前川清とクールファイブも落ち込んだやろね。。

こんなぼくでもこの事件のことはショックで、やっぱり暗い気持ちになりながら考えこみました。 それからすると被害者の家族や友人、その周りの方たちへの衝撃は計り知れないものがあると想像します。

でも、なんというか、まったく肯定するつもりはないですが、 加害者のようなこういった恐ろしい人格をもつ人たちは人間が存在していく以上なくならない。のではないでしょうか。 

人間が他人と共同して円滑に暮らしていくために社会というものを発明し形成した以前から、 超高度社会と呼ばれる現在にいたるまでにおいても、 平和に保つべきそのシステムを容易に乗り越えて破壊や殺人を本能的に欲求する種類の人間は絶対数を保ちながら存在する。

はみ出し者、社会不適合者というのではなく、もっとその域を超越した種類の人格が存在する。 人の心に善意と、悪意が存在するのと同じように、その2つはあわせ鏡のように相対している。 みたいなことを『アンダーグラウンド』っていう地下鉄サリン事件被害者のインタビューをおさめたルポルタージュのなかで 村上春樹が書いてたのを思い出しました。

家族や学校で、そういった問題児に対し教育方針を是正するくらいでは到底太刀打ち出来ない、 圧倒的な「悪」がその人の心には存在していて、暗黒、悪魔とでもいうのか。

なんなのかうまく表現がみつからないけど、 そういうのがあるのかもしれない。

安全で平和な世の中に暮らしていたら現実的には想像すらできない戦争やテロが遠い世界では日常的に繰り返され この世からなくならないのと同じように、、善と悪の関係は深い部分でつながっており、相対している。

この国だって70年前には殺戮を繰り返しており、国全体が悪意と血にまみれていた。

 ニュースを見てたら、重々しいナレーションとともに 佐世保の町の空撮のVTRが流れてきて、街の様子が暗い効果音とともにゆがめられてモノクロに変化していったのだけれど なんか自分が生まれ育った街をひどく汚されたようで、侮辱されたようで、 そういう映像を見ていると、なんかつらかったです。

しかし、なんでまた佐世保なんやろうね。。 なんかあるのかな、、って思ってしまうよ、。

※今日書いたことは完全に主観的な意見なので、不快に思った方がおられたら、ごめんなさい。