ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

花燃ゆ

大河ドラマ「花燃ゆ」がおもろいです。

例のごとく視聴率が悪い悪いって騒がれてるけど、ボク個人としてはよくできてると思うし、こういうのは観たい人だけが観ればいいんじゃねえの。。

人気がでるドラマなんてだいたい最大公約数的な、万人受けの八方美人的な作りで、浅く薄い構成にとどまってしまうのが常なので、どうしても好きになれない、自分には全くハマらないんです。よね。。

幕末、長州藩吉田松陰と彼が開いた松下村塾のお話です。 「幕末」っていう言葉だけで、なんか熱い気分になります。これまで歴史小説やドラマで観てきた「幕末」といえば、坂本龍馬や西郷さんや新選組の話。のようにゴツゴツ男っぽくて汗臭い、血なまぐさいイメージで描かれることがまるでお約束のように定型化していたのですが、

今回はそういった毛並みとは違うんですよね。 さらっとしてて、なんだか爽やかです。初夏の薫風のようですね。 (※薫風:初夏の樹木の枝を通って吹いてくるやさしい風)

薫風です。好きな言葉です。最近覚えましてんw

吉田松陰松下村塾のお話なのですが、主人公は松陰先生の「妹」なんですよね。井上真央演じる杉文っていう実在した女性からの視点を通して幕末長州が描かれるというめずらしい形をしたドラマになってます。

なにが珍しいって、あの長州を女性の視点から描くっていうトコがミソなのです。 幕末長州っていえば、革命(明治維新)の主役的な役割を担った藩で、松陰先生の元にあつまった高杉晋作 桂小五郎 伊藤博文 久坂玄瑞、、というその後の日本をひっくり変えしてしまう若者たちが集結した藩なんですよね。

薩摩や土佐、肥後国よりもずっと先に、欧米列強からの外圧を肌で感じ、この国に革命を起こさなければ、日本は当時のインドや中国みたく列強に飲み込まれてしまうっていう強烈な危機意識を持っていた藩で、その危機感を原動力に江戸幕府を倒し、明治維新まで一気に近代化を押し進めるっていうですね。。

そんなパワフルで血気盛んな若者たちが集まった、 おそらく、いや確実に当時の日本で一番熱かった、ギラギラに殺気立った土地が長州藩なんです。

それを、女性からのやさしいやわらかい、フィルターを通して描くっていうですね〜 画期的なアイデアで描かれていくわけですねん、、。

楽しみですね〜、、これからどういう感じで描かれていくのか今回も最後まで観ていきたいと思うておりますねん。。

 

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