ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

ばあちゃんありがとうね

f:id:maboo828jp:20161010005624j:plain

f:id:maboo828jp:20161010005626j:plain

火葬場で「お前も食え」みたいな空気になったので、その前にお斎と一緒に飲んでいたビールの酔いの力をかりつつ、長箸でつまんだ遺骨を口に入れました。

少し噛んでみるとそれは口の中ですぐに粉々になり、砂みたいに細かい粒子にくだけ、舌の上や、歯のあいだにザリザリと細かく散らばっていった。

さっきまで激しく泣いていた母親もなんとなくうながされつつ、親戚の叔父から

「食っておけ」って言われたので、

彼女もちいさなひとかけらを口に入れ、なんとも言いがたい面持ちで噛まずにそのまま飲み込んでいた。ように見えた。

先週の月曜日の夕方に祖母が亡くなり、少しの間佐世保に帰ってました。

享年101歳、あと4日で102歳になれたのに、、 といういつも丈夫で風邪一つひかない、元気なばあちゃんらしい大往生でした。

眠るように、少しほほえみながら逝ってしまったという話を弟から聞いて、とてもうれしく思いました。

元気だったばあちゃんは、ボクに話しかけるときは、必ずボクのあだ名を最後にやさしく添えるように言いました。

「今日は風がきもちいいね、まぼ」

「たくさんたべなさい、まぼ」

「いつも感謝の気持ちを忘れずにね、、、まぼ」

語尾に自分の名前を語りかけられると、言葉の意味が心に沁み入るような気がしたものです。 

 

www.youtube.com