ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

あの事件について

とても重たくて暗い話です。強めの毒を吐いてしまいました(°_°)

一度自分の身近に起こってしまったことについて気持ちを整理したく思いました、。

中野で2年間行方不明だった当時13歳の女の子が保護された事件で、捜査上の情報提供ということでその子の顔写真がネット上や交番の掲示板や、ビラとして配られたりしてた状況があったのですが、 それで昨日、彼女が保護された後に、フェイスブックの自分のタイムラインに、その子の写真付きの投稿がアップされており、

「保護されてよかった、これからの人生つらいこともあるでしょうが頑張って生きてください」みたいなコメントが添えられてる。

という信じられない投稿を見てひどく気分が悪くなりました。

彼女の身柄はすでに保護されたわけで、その段階から先の彼女のプライバシーは守られるべきと自分は思うのですが、絶対そうですよね。ちがいますかね。。

とても気分が悪い。何がしたいねん、こいつアホか。。

理解できんね、超ド級のアホに違いない。って思いました。

10年前に、佐賀県暴力団の抗争に病院で入院していた一般市民が巻き込まれ、銃で殺害されるという事件がありました。 それで、その被害者はぼくと同い年の、とても親しい幼なじみでした。父親同士が仲良かったので、まるで兄弟のように生まれたときから一緒に過ごした仲でした。

そいつの笑ってる顔とか、声とか、性格とか、自分の心の中に今でも生きていて、たまにふと思い出すと、とても懐かく楽しい気分になるのですが、そのあとには決まって彼の末路のことを憂い、そしてとても痛々しく、まるで暗闇の中に閉じ込められているような重たく暗い気分になります。

その日、朝起きてテレビをつけると見慣れたそいつの顔写真がいきなりデカデカと画面に映し出されていました。テロップで打たれた名前が目に飛び込んできて、急なことでかなり驚き、慌ててすぐに実家に電話をし、親に確認したときの気持ちが何とも表現しがたいものでした。

普段と変わらない、いつもの明るい朝なのにそれが、そのまぶしく静かな朝の光をとても恐ろしいものに感じてしまった記憶があります。

そいつには幼い子供が2人いて、まだ若いのに仕事も独立をし、これからというときにそんな目に遭い、命を落としてしまいました。 加害者の暴力団の男は、現在刑務所に服役中です。 僕としてはとにかく1日でも1分1秒でも早く死んでほしい気持ちでいっぱいなのですが、、

これは正直な気持ちです。ホントにそう思ってます。自分の手で殺してやりたいと思ったりもしました。怖いですけどね。

一審で懲役24年という判決が出て、そいつの奥さんは当然納得することができず、すぐに控訴をし、二審で無期懲役を勝ち取る⁉︎ 

いや何も勝ち取ってはいないのですが、

一審が終わったあとからすぐに、全国地方のワイドショー、ニュース番組に出演し、新聞や雑誌の取材を受け続け、彼女はその不当な判決に対して、自分の声を上げ続けました。 しかしそのことが、思わぬ結果を招いてしまうことになるのですが。

マスコミが連日家まで押しかけるために、それまで穏やかだった近所関係も悪くなり、職場にもマスコミは来るので仕事も辞めざるを得なくなり、子供達までも世間の好奇の目にさらされるという事態になったということらしいです。

無期懲役という結審のあとの彼女のインタビューもテレビでくり返し放送され、彼女のやつれきった、疲れ切った、ただただ空っぽになったような表情が痛々しく感じられました。

普通に幸せに暮らしていた家族が、なんにも非のない人が事件に巻き込まれ、命を奪われ、被害者になって、裁判をし不当な判決で声を上げるとさらに二次的な被害を受けてしまうというですね。。

10年前の話ですが、その傷は一生残されたその家族にのしかかっていく、のでしょうか。 何もしてないのに。生きていかないと行けない。残酷です。

そういう出来事がありました。 だから、はじめにもどりますが、被害者の顔写真を拡散するようなことを平気でする人間のことが信じられないんですよね。

どういう意図があるのでしょうか。イイネ!してほしいだけなんですかね。

決定的に人間としての何かが欠けている。と思えて仕方がない。です。 そのことによって傷つく人がいるってことをイメージできないようなとても頭の悪い人。としか思えないんですよ。

やっぱりしんどいな、、春ってやっぱりしんどい(*_*)