ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

モハメド・アリ

スポーツは野球もサッカーもほとんど興味がないのですが、唯一ボクシングだけは見ます。それもかなり釘付けで。。

モハメド・アリが亡くなったというニュースを聞いて、伝説の世界チャンプだった彼のことをよく知らなかったぼくは、ボクシングファンとしていろいろネットで調べてたら、彼のことをリスペクトする記事が多く見つかり、これはスゲーなと思ったので、書いとこ。

本名、カシアス・クレイ

「草は生える。鳥は飛ぶ。波は砂浜に打ち寄せる。俺は勝つ。そういうものだ」

「俺は稲妻にだって手錠をかけられる。雷だって牢屋にブチ込める。レンガだって入院させられる。薬だって病気にしてやる」

「俺は速い。めちゃくちゃ速いから、電気を消したらまだ暗くなる前だった」

「俺に勝とうなんて夢にも思うな。万が一、そんな夢を見たらすぐに起きて謝れ」

ちょっと笑ってしまうのもあるのですが、全部アリが残した「詩」です。

彼は詩人なんですよね。。 すごいよな、、。そんなこと言ってたんだ。

「蝶のように舞い蜂のように刺す」だけじゃなかったのね。

でもどうして、こんな自信過剰でお調子者な詩を書いてたのか?

60年オリンピックで優勝して金メダルを獲得し、故郷のアメリカ南部ケンタッキー州に持ち帰ったところ、当時奴隷制が根強かった南部では

「おまえは黒人だから、あっち行け。黒人出入り禁止」 なんて言われ、失意にかられたアリはこんなもの価値はない、って金メダルを川に捨てます。

金メダルいまだに行方不明。 売春婦を買おうと宿に入ろうとしたところ奴隷解放運動をしていたマルコムXに呼び止められ、イスラム教に入信。

あのマルコムXかよ、すげ、。キング牧師暗殺前夜のアメリカ。

カシアスクレイは白人に名付けられた奴隷の名前で。おれはそうじゃない、モハメドムハンマド)・アリとして生きて行く。

おれは世界最強だ、おれはグレートだ、おれはグレートの中のグレートだ、、。!

おれは自由だ! みたいなことを訴え、

プロに転向し、勝ち続け世界チャンピオンになります。

最強の世界チャンピオン。 黒人の世界チャンピオンなんて、アリ以外にもたくさんいたのですがアリはgreatest!なので、詩人なので、あとイケメンなので、その言葉、そのファイトの一つ一つが伝説となっていく。

黒人なんか無能で劣等で価値がなくみにくい。と見なされた時代。

人種差別という自己否定を強いられた社会の中で立ち上がった、アリ。たったひとりで戦い続けたアリ。 彼が書いた詩、ビッグマウスのウラでは死ぬほどの努力をし、戦い、そして勝つ。わけです。

彼がいなかったら、マイケルのダンスもプリンスのメロディもビヨンセも、ひいてはオバマ大統領の演説も見ることができなかったかもしれんよ。なんて思った話です。 アントニオ猪木の入場曲ってアリの曲をパクってたんだって、知らんかったね。。

元気ですかー! 

あ、はい。 ボチボチです。。