ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

8月9日

8月9日は長崎原爆の日

長崎県長崎市は71年前の今日。あのおぞましい原子爆弾によって破壊された街。
長崎県佐世保市は戦後、その美しい港のほとんどを米軍基地として接収されてしまった土地。

長崎県はアメリカという大国のその強大すぎる力によって、もう二度と立ち上がれないほどの悲劇にさらされたり、一方で物理的経済的な恩恵を受けたりもする複雑な土地で、そんな場所に生まれたボクは、その土地がおかれる宿命みたいなことを、夏の暑いこの時期になると考えてしまいます。

「いいか、よく聞け、この世でイチバン強くて恐ろしいこのオレさまに逆らうからこんなにひどい目に遭うのだ、わかっただろ?すべておまえが悪いのだよ、ぐはははは!」

「キミはボクの言うことだけを聞いてたらいいのさ。悪い風にはしないから、、。
でも勝手なマネをするとまた怒っちゃうからね、キミは頭がイイからわかってると思うけどね。フフフ…。」

あの国の極端な光と影という二面性を身をもって知る場所に生まれ育った者として、そんなことを考えざるにはいられません。

あの過ちに対し、謝罪の言葉すら持つことができないかわいそうな人たち。
あの人たちとは分かち合えないものがあるんですよね。ぼくはやはり、彼らのことはどうしても受け入れられないのです。

くりかえしません、過ちは。