やっとこさ観てきましたシンゴジラ。
相変わらず人多いです。大人気ですね。
新宿のゴジラビルもピカデリーもダメで、バルト9です。2Dです。3D でみる必要は全くない、十分でした。
ゴジラが出てきて大変だ!な映画なのですが、
描かれているのは我々の「国家」です。
なかなか国や政府のことをここまでリアルに描かれる映画はめずらしく、「日本の一番長い日」以来の作品ではないでしょうか。ここ最近の日本映画はやたらと恋愛モノが多く、たとえば好きな彼女が病気で死んだから世界の中心で愛を叫んだりするようなモノばかりで、そういうのはみる気がしない。。うるさいからあっちで叫んでてください。。
だからそこで、シンゴジラです。
ゴジラが出てきたときの政府の混乱ぶりは3.11を想起させます。
福島原発の対応の遅れ、やたらと「想定外」という聞き慣れない言葉が飛び交い、立てられた予測はことごとく虚しくはずれてしまう。
おそらくこうであるだろうの事なかれ主義で、最悪な状況に瀕するかもしれないという国家の危機を正面から捉えることができない政府。
時代をもっとさかのぼれば太平洋戦争だってその状況にに当てはまる。
勝てるはずのない戦争に国全体をひきづりこんで、瀕死の状態になっても降伏することもできず、原爆を二発も落とされて。。というようなことを思い出させる。
でもこの映画では、内閣とは別の組織によってゴジラ駆逐のプランが練られ、それを実行し最悪の事態は免れるという結果を導き、物語は終わります。
この結論になんかどこかでみたことあるような既視感をおぼえながら、猪瀬直樹の「昭和16年夏の敗戦」の青空の表紙が記憶のどこからか降りてきてなるほど。合点。
まあ、内容は書かないので是非読んでみてください。シンゴジラに似てるけど、結局はあの戦争を止めることはできなかったという内容のお話です。
天皇陛下が先日お気持ちを示されました。
「生前退位」
(ぼくなりの解釈ですが)もう体力的に限界だから退位させてください。でも摂政というかたちではなく、現代にそった近代的な形のシステムにいますぐかえてほしい。。。というボクのとらえ方なのですが、。
シンゴジラやあのときの政府みたく、何も決められない情けない状況を変えることはできるのでしょうか?
世論アンケートでは70%以上は生前退位に賛成ということですが、意識的には。。
でも無意識ではそうではない。これも猪瀬さんが言ってたな。
新宿で映画を観た後、四谷から皇居一周して市ヶ谷。暑くてたまらず電車でGO!
今日はメチャメチャ暑かった。。
昨日のソフトで腕と肩と背中が、、痛い。。
とりあえずがんばろー。。