ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

ぼんぼりに〜♩でひな祭り

f:id:maboo828jp:20170306230422j:image金曜日の三月三日ひな祭りの日に、ヨメと二人で久々の焼肉を食べに行きました。評判のお店なんだけど初めてだったので、事前に予約の電話を入れたら、スゲーでかい声のオバさんが電話に出て、
「はい、空いてます!」って言うからちょっと怯んでやめようかみたいな感じもしたけど、やっぱり行くことにしました。
店に入ると、僕ら以外誰もいなく椅子には股を大きく開いて座ったオバさんがデカイ声で
「いらっしゃいませー!」って迎えてくれます。声デカいなー。
掘りごたつ式のテーブルに案内され二人座ってメニューを見ます。結構高い。叙々苑並みだな。。
「上タンしか書いてないけど、普通のタンはないのかな」みたいなことをヒソヒソ話してると、
「はい、今日は上タンしかないからね〜!」
ってデカい声で言います。
なんやそれ、タンはメニューに書いてないけど普段はあるんや。っていうか、
いやいや、まだ何も聞いてないからね。

それでお酒とサラダ、焼き肉を4品くらい注文して、待ってました。
その間もう一度メニュー見ながら、マルチヨウとか、センマイ刺しもいいねーって喋ってると、
「はい、マルチヨウ、センマイ刺しね!」
ってオバさん勝手にオーダーするんです。

スゴイです、地獄耳です。かなりの高齢でおそらく八十近いオバさんというか、ほぼおばあちゃんなのですが耳が異様に地獄すぎるんです。。

「いやいや、注文してないからね!」
「あっそう。。」ってオバさんトーンダウン。

キムチいらない?サラダ頼んだけどね。って喋ってると、

「はい、キムチね!盛合せもあるけどどっち?」

「いや、だから、注文してないっつーの!だまれババア!この野郎!」
とは言いませんが、久しぶりにそんな熱く若々しい気持ちになりました。

ほんとにスゴイんだよ。
でも面白い。仕切りの壁もあったりして少し離れてるんだけど彼女には全部聞こえてるんです。
それでオバさんがトイレに行ってる間に、
スゴイなあの人全部聞いてるよ。なんかマイクとか仕込んでるんじゃねーのか?
北朝鮮みたいだな。焼肉屋だけに。。
とかヨメとやりとりしてると、厨房にいた店主のおじさん、いやおじいさんがお肉を持ってきてくれました。

テーブルにお皿を置くと口をパクパクさせていました。どうやら「上タンとカルビ…です。。」と言われているようです。
めちゃ声小さい。蚊の鳴くような、いや、蚊より小さいと思いました。

スゲー、おもしろい。この店。高いけど。

でもお肉は新鮮でどれも美味しかったです。高いからね。値段の価値はありましたよ。
結構上タンがデカくて、これ切った方がいいんじゃないの?大丈夫だよ、いや切らないと食べにくいよ。ってヨメと軽く火花を散らしてたら、後ろからオバさんがやってきて、
「ハイハイ喧嘩しないの。今日はひな祭りだからねー」って、ハサミを持ってきて切ってくれました。
やっぱり聞こえてた。

そして、オバさん去り際に、ぼんぼりに〜♫ってひな祭りの歌を小さく歌うんです。
灯りをつけましょ、からじゃなく、
「ぼんぼりに〜♫」から入ってました。
かわってんなー。なんやこのひと。ちょっと、オレこういうのたまらんのやけど。。

ぼんぼりに〜って。。
コイツかなりのハイセンスババアやなー。ほれぼれするわー(´∀`)

っていう、おもしろい焼肉屋さんの話でした。
店を出て歩きながらヨメと、
スゴかったよな、うん。すごかった。
コント見てるみたいやった。ドリフにあんなネタありそう。だよな。
しかしあのオバちゃんトイレ3回くらい行ってたな。
え?まじで?
行ってた。頻尿なんかな。。
ちゃんと手洗ってんのかな?
えー、ちょっとー。それって。、

って話してる
後ろから、

「ちゃんと洗っとるわ!」

って声が、

聞こえてき

ませんでした。

でもそんなことを思ってしまうくらい、声のデカい地獄耳すぎるオバさんのいる焼肉屋のお話でした。

ぼんぼりに〜(´∀`)

 

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