ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

タイムマシン

タイムマシンに乗ったような気分やったとです。

今日は友だちのMが中学高校と好きだった女の子Jさんに会いに行くという現場に立ち会ったとです。

佐世保に帰るとMにはいつもあっていて、一緒に魚釣りに行ったり、のみに行ったりする仲なのですが、時々Jさんに会いたい会いたいって言ってることを ぼくは覚えていて、
好きだった。いや、今でも好きだ。。
高校卒業した後おれは彼女に告白したんだけどダメだったんだ。。
みたいな話や、どうでもいいような彼女との小さなエピソードをアホみたいな顔でぼくに何度も語り続けとったとです。

それで、昨日ぼくの大好きな幼なじみのまゆみちゃんがそのJさんと友達で、彼女が街に美容院を開いているという話と、Mの髪がボサボサに伸びていて散髪に行きたいって言った言葉に、ボクのオモシロセンスがピキンとまたひらめいちゃって、、

そうだ!まゆみちゃんに話を通してもらって、彼女の美容院へカットしにいくことにしよう、そうしよう。そうしよう。ということに相成りました。

美容院に行く前に早朝から魚釣りに行くことになっていて、沢山の新鮮な魚を土産にもって行くつもりだったのですが、
あいにく今日は不漁で、時間ギリギリまでねばってみたのですがやっぱりダメでした。。
釣ってるあいだ、ずっとMはソワソワしていて釣りに関する話の中に何の脈絡もなく突然ブチ込まれる、これまで二十回ほど聞かされた彼女との昔話を
何やらにやけながら語りだしたりして、ゆっくり竿を引いたりするのでした。

結局持っていけるような立派な魚は一匹も釣れず海を後にし、彼女の待つ美容院へと向かいました。

店の前に着くと相変わらずソワソワしていて、自分から中に入ろうとしないのでぼくが先にドアを開け、中に彼を招きいれるというおもしろい格好になりました。

「あら、どうも一お久しぶりです〜。」
彼女の弾むような明るい笑顔とその声がお店の中にひびきます。
「あ。ども、久しぶり。。です。」
Mは低い声でボソリとそう言いました。
ぼくも彼女との久しぶりの挨拶をすませ中に入ります。

ぼくも彼女とは小学生の時同じクラスだったりもして、とてもカワイイ子だったので印象が強く残っており、久しぶりに会った感じの様子がとてもなつかしく、やっぱりいまでもキレイだなあなんて思ってしまいました^ ^

今日は暑いですね。から始まり、現在の生活のことから小学生中学生だった過去の話へと会話が展開していき、ときどき笑いあったりします。でも、それはボクと彼女の間で交わされる会話のことで、Mは緊張しすぎてなかなかそこに入ってこようとしません。話を振ってあげても返しがイマイチで、いつものキレが全くないんですよねw

しばらくそんな状態が続くのですが徐々に、Mもその空気に慣れてきたようで、今までおれに過去20回ほど語っていた、とっておきの渾身のエピソードを彼女にぶつけてみました。

が、
全くおぼえてないようで、彼女。
「はぁ?」みたいな表情で記憶にない様子。なんですよね。

で、
またMもやめとけばいいのに別の思い出話を始めて、
またそれも
「え?」みたいな感じです。

結構、Mはダメージを受けたのかなと思いきや、
何だかそこで吹っ切れた様子で、少しずついつもの饒舌なペースを取り戻し、楽しげになんやらかんやら話し出していました。

イイですねえ、、
そのあったかい感じを少し離れた場所からみていると、ぼくもうれしくなってきてずっと近くでみていたかったのですが、
ここは二人きりにしてあげようとおもい、
店を出ました。。

男女の関係で、いつも思うんですけどね。。
女の人はサバサバしていて男っぽい。のですよね。
で、逆に
男は自意識過剰で、ネチネチ女々しくて、いつまでも子どもみたい。
なんですよ。
自分の経験の中でもそんな情けない話は山ほどあります。

今日の出来事はそれを象徴しているかのようで、客観的事実を目のあたりにして改めてそう思ってしまいましたよ。

まあMとJさんの間にこれ以上の展開はないと思われますが、
そこに大きな期待をよせるMのことが、とても愛おしいんですよね。

もういいおっさんなのですがね。
そう感じながら、

タイムマシンに乗って過去から現在へと戻ってきたような気分になったという
今日の日の出来事でしたw

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