今日は休みで、映画「メッセージ」観に行ったんですけどね、例のごとく途中でぐっすり眠ってしまいました。ストロング9のロング缶飲みながらだったもので、。それと音が良かったもので、気持ちよく眠ってしまいました。平日の映画ってなんか寝てしまいがちです。
中抜けしてますが大きく全体の理解はできました。二回目、三回目って観ていくとまた違ったた気づきがあるのでしょうね。
以下。。
地球に12体のばかうけみたいな、柿ピーみたいな巨大な飛行体が現れて人類が右往左往する話です。
ばかうけの中にいたタコ星人のコンビが告げたメッセージは、「武器を提供する」
そのことを知ったアメリカ以外の世界の国々は動揺してばかうけを武器で攻撃し始める。
でも、その武器とはそういうことではなくて「言語」のこと。なんですよね。
ひとつの危機に対し、言葉をつくして相手のことを理解し合えれば世界はひとつになることができる。という理解が正しいメッセージ。
かつて人類がひとつの言語しか持たなかった時代、バベルの塔をつくって神に近づこうとすると、主の怒りを買ってしまい、互いの言語を理解できないように乱してしまった。というお話は誰もが知るところですが、ばかうけ=逆バベルの塔的なことなんですよね。
この見方、結構イケてると思うんですけど、どうでしょう。
あともう一つのテーマが「時」。
時間は流れ行くものだとことは常識的な概念なのだけれど、主人公の言語学者は回想シーンを越えて未来と現代と、時々過去を行ったり来たりします。
なぜそのテーマを持ってきたのかは最後のオチを劇的にみせる仕掛けとしてだけだとしたら、弱いな〜なんて思ってもみたのだが、それ以上に「時」をテーマとして登場させた理由が見つからなかった。
途中で寝たり起きたりしてたからね、意識が混濁しながらだったので、時系の行き来が逆に良かったのかも知れん。なんて思ったりしまして。
もう一度観たらその意図が理解できるかもしれんね。
総じてイイもの見せてもらいました。
ひとつ気になったのがやっぱりハリウッド映画なので、アメリカが世界をリードしていく感じがなんか気に入らない。あと中国の存在感。ひと昔前ならば、その位置には日本がいたはずなのにね。。それが寂しかった。
以上、今日の映画レビューでした。多分これだけ読んでもなんのこっちゃわからないので、是非観て欲しいですね。
ちょっと頭使う映画だけど、おもしろいです。。
ベストセラーとなった原作も読んでみたくなりました。