学校卒業して働いていた番組制作会社に、当時27才でボクより年上の美人でエロいお姉さんが入ってきたことがあって(ボクのことは全く相手にもしてくれませんでした)、その人はもともとジャストシステムというワープロソフト一太郎を開発した会社にいた人で、そこを辞めて転職してきたのですが、当時はマニアにしか受け入れられてなかったパソコンに矢鱈と詳しかったんですよね。
番組で使う文字テロップはその当時“スーパー屋さん”と呼ばれる紙焼きで黒い紙に白抜き文字を写植で印刷してくれる業者に発注して、写真のL版サイズくらいの紙焼きのスーパーを編集日までに作ってもらい、その紙を編集所に持ち込むというやり方で、今からすると恐ろしく面倒な行程があったのですが、そのお姉さんが編集所に自前のパワーマックを持ち込んで、マック上で打ち出された文字を映像の信号に変換してアナログの編集機に接続するとそのまま画面上に文字スーパーが再現されるというやり方を思いついて、それ以降番組編集のスーパー入れ作業が劇的に楽になったという出来事がありました。
それがボクとマックとの出会いでした。最初の入り口がMacだったのでパソコンはいまだにMac以外さわることができません。ウィンドウズは堅苦しくて使いにくい。ダメなんです。
映像にしろDTPにしろWebデザインにしろ、Macの登場がなかったら今ある形にはなってなかった事は確実に言えます。
というMac信者とは言えないまでも、Macしかさわれないこともあって、この“林檎の木の下で”という本のことは発売当初から知ってはいたのですが、なかなか手に入らないまま絶版となり、もう一生読むことはできないのだろうな~。。なんて思っていたら
あのホリエモンがこの本を新しい形で復刊するというニュースを知り、復刊記念ついでにイベントもやるというので行ってきました。
先週日曜の話なのですが。
ブログに残しておこうとおもいました。
斉藤由多加というあのシーマンを開発した人が“林檎の樹の下で”というタイトルでこの本を書き、副題が“アップルはいかにして日本に上陸したか”とされています。
ボクがパワーマックを初めてさわったのが95年くらいだと思うのですが、それよりもっともっと前のアップルが日本に上陸し、東レやキャノンとの提携や破談がありながら現在のアップルジャパンへと形を変えていく奮闘が描かれています。プロジェクトXみたいです。
スティーブジョブズもこの物語にもちろん出てきます。いわゆるジョブズ本は一つも読んだことがなかったのですが、ジョブズの映画を観てみたくなったので昨日DVDもみたりしました。
すごい人だったんですね。知らなかったです。
パワーブック、imac、ipod、itouch、iphone
全部持ってました。
iphoneX欲しいなあ。。
イベントには初版本の前書きを書いた猪瀬さんも来ていて、猪瀬さん、ホリエモン、斉藤さんの話が聞けて面白かった。
東京に遊びに来ていた母を、全く興味が無いのに連れて行ったら、
「猪瀬さん肌つやつやでいい男だね~」ってうれしそうでした。