早く公開しないかなって、楽しみにしていた映画です。
94年リレハンメルオリンピック、女子フィギュアの金メダリストの名前は全く覚えてないけれど、彼女のことは世界中の人たちもよく覚えている。と思う。
浅田真央よりずっと前に、ラッシャー板前、いや伊藤みどりの次に公式戦でトリプルアクセルを成功させたあの選手。ライバルのナンシーケリガン襲撃事件や、オリンピック本番中に靴ひもが切れたから滑れないって審判に泣きついてたあの人のお話です。
あの疑惑で世界中から大バッシングを受けて、生涯フィギュアスケート界を強制的に追放されることになったあの人です。当時はバッシングがひどかったけれど、それとは違ってボクはなんか好きだったんですよね。嫌悪感を覚えるほどのふてぶてしさや、恥辱も屈辱も全てを世に晒して、全部剥き出しなあのキャラクター、そしてどこか笑えてしまう感じが、好きでした。
映画としても面白かったです。本人と、当時彼女の周囲にいた人物にインタビューをベースにシーンが展開していく構成なのがよろしかった。トーニャも、それ以外の人たちもあのことについて言ってることがバラバラなので、結局真相についてははわからないのだが。。。
「真実なんかどうでもいい、そこにあるのは運命なのよ」って語るところがカッコよくて、でもやっぱりなんか笑えるんですよね。
あと音楽がほとんどのシーンでかかっていてるのもよくて、70・80年代のアメリカンポップスROCKが中心で知ってる曲ばかりだったけど、
HeartのBarracudaとか、chicagoの25or6to4とかthe passenngerとか、懐かしくてドキドキしましたね〜。