ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

8月9日のこと。サロン版

今日は8月9日、長崎原爆の日です。
先日の8月6日は広島原爆の日で、どうしても長崎よりも広島のほうに注目が集まってしまうように思えるのは長崎出身者のひがみからなのか、自分の性格なのか、よくわかりません。
ぼくは長崎県佐世保市の生まれです。
原爆が投下されたこの日の午前11時2分に長崎県内のあちこちではサイレンが鳴り、夏休み中の小中学生は学校に集められて1分間の黙祷を捧げます。

この投稿の最後に、ある動画のリンクを貼りました。
今から12年前のニュース23(まだ筑紫哲也がキャスターだった頃の放送)の広島原爆についてのVTRです。
ここにでてくるアメリカ人の元科学者は原爆の開発に携わり、原爆を投下したエノラゲイに乗って破壊の瞬間を広島上空からカメラにおさめた人物です。
彼は戦後60年経って広島を訪れ、平和公園原爆資料館を見学し、そのあと実際に被爆した二人の日本人とあの出来事ついて対話をします。
それで、
VTRの最後に原爆のことについてあれは正しかったとおもいますか?との問いに、彼は答えるのですが・・・。

なんでしよう。こういうの見ると怒りではない、なんとも表現し難い暗い気分になります。

戦争を早期に終わらせるために原爆投下したという理由をあの人たちはまるで正義を振りかざす様に語りますが、それだったら二発目は必要ないのでは?
島型と長崎型は違う形式の爆弾なので両方試したかった、実験したかっただけなのでしよう。

広島にも長崎にも平和公園があり、そこに建つ碑には「くりかえしません、あやまちは」という同じ言葉が刻まれています。
でも、その言葉を思い出す度、ぼくは違和感を感じてしまいます。

この言葉は訪れる国内の人々に訴えかけるのではなく、その過ちを犯した人たちに対して伝え続けないといけないのではないのか。
と思ってしまうのです。

 

 

https://youtu.be/WjVXyA9LjY0