今日は皇居ランでした。中野から皇居3周して四谷まで走って28キロ弱。30行きたかったのですが夜になり、暗くなると目が悪いぼくは木にぶつかって鼻の骨が折れたり、コケて顔面を地面に打ちつけて前歯折るのでやめました。
四谷駅近くのコンビニでグリコジャイアントコーンを買い、近くの公園のベンチに座って今日のランを振り返りながらアホみたいな顔してアイスを食べてると、おもむろにベンチの隣に知らないおっさんが座ってきてぼくに話しかけてきます。
ぼくはイヤホンから流れる音楽とジャイアントコーンの甘い至福のひと時に夢中なので、なんだバカヤロー、話しかけんじゃねーよって横を向いたら、そのおっさんの顔が荒井注に激似すぎてビビりましたね。
あの元ドリフターズの荒井注です。自身のカラオケ屋にカラオケ機が入らなかった事で世間を賑わせたあの世界のCHU ARAIですよ。
「それ、落ちませんか?」
「はい?」
「それ、そのイヤホン、走ってると落ちないですか?」
「いや、ぼくも皇居走るんですけどね、そゆのみんなつけてるけど落ちないのかなあって思って」
「ああ、これですか」
ぼくは走る時ブルートゥースのイヤホンをつけて走ります。コードがないので快適ですね。
でも荒井注に激似のおっさんはすごく太っていて、お腹も出てるし、ヒゲボーボーで禿げてるし、襟がダルダルのTシャツ着てて(それは関係ないか。。)
しかし、どこをどう見てもランナー体型じゃないんですよね。
おまえランナーじゃねーだろ?ってその横顔を見るのですが、やっぱり荒井注にどの角度で見ても似てるんですよね。
荒井注のブルートゥース問題にテキトーに答えながらその顔をチラチラ見るのですが、やっぱり荒井注よりも荒井注でした。本人ではないとしても兄弟か親戚なのか。目の感じ眉毛の太さや鼻の形がよく似ています。ふとTシャツの胸のあたりに目が行きました。
「A.I」って書かれてるんですよね。
こ、これは、イニシャルだったらその名は新井に違いない。新井一郎。新井郁夫。新井一太。気になる。その名前がすごく気になる。天気の話などで場を持たせつつ、何とかその名前を聞き出そうと「そのシャツ、カッコいいですね」なんて全く思ってもいないことを言ったりして、「イニシャルですか?」なんて聞いてもみた。「ああ、これですか」「はい」「イニシャルですか?」二回も聞いてしまった。「いや、女房が買ってきたもので、だいぶ古くなってきたのですが気に入って着てるんですよね」「ああ、そうなんですね、優しい奥さんですね、仲良いんですね」「いえいえそうでもないですよ」
それている。話が逸れようとしている「すいません。お名前聞いて良いですか?」「はい?、ええ。下条と申します。」全然ちゃうやん。。下条。全然ちゃうやん
「ああ」「ああ、ボクはハラグチといいます。どうぞよろしく。」
なんやこの知らないおっさん同士が名前を言い合う会話。もし彼が新井だとして、新井注本人だとしたら聞いてみたいことがあったのですけどね。。
「あの、荒井注さんですか?何年か前に死にましたよね?なんでここにいるんですか?」
「カラオケ屋の件の時はホントはどう思ってたんですか?オイシイと思ってたでしょ?」
って聞きたかったのですが、
「なんだバカヤロー」っておこられそうだったので聞けませんでした(°▽°)