ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

#7bookcovers 真剣師 小池重明

そんな中おつかれサマンサ。

「好きな本を1日1冊、7日間投稿する」リレー企画#7bookcovers のバトンを渡されていたのですが、そのまま玄関に置きっぱなしにしてました。だってそれ時々やってるし、なんかそのルールしんどいし。。って置いたままのギンギンに屹立するそのバトンを眺めながら思ったりして、。
すいませんほっといていました。
でも別にイヤイヤな訳じゃないですよw

そのルールがイマイチなので全無視です。誰にもまわしません。7日間連続はしないです。内容はすこし書きます。長いですが。
いろいろ無視してすみません。、(*´-`)

1冊で終わるかも知らんけど、
1冊目は「真剣師 小池重明
20代の頃に読みました。見城徹というカリスマ編集者が当時設立した幻冬舎という出版社の本が面白くて、村上龍山田詠美吉本ばなな五木寛之、他にもいたと思いますが、そんな魅力的な作家たちの新刊が次々に刊行されており、結構夢中になって読んでました。
当時大阪市内の書店に行くと幻冬舎の棚がみるみる広くなっていく感じがあって、すごく勢いがあったんですよね。その勢いに乗った幻冬舎アウトロー文庫っていう別のカテゴリーのシリーズを立ち上げた際に、この本の著者の団鬼六先生の存在を知りました。

「先生」なんですよ、ぼくの中では。
鬼六先生といえば官能小説の大家というところで有名な官能小説家なのですが、エロを書き出すとここでは収まりきれなくなるのでw「真剣師 小池重明」を選びました。官能小説以外でもこんなにおもろい本書く鬼六先生に敬服したものです。

本のタイトル通り真剣師の話なんですよね。実在した将棋の真剣師。昭和の時代には将棋連盟に属しないアマチュア棋士たちが全国にいて賭け将棋で生活する人たちが存在していました(今でも地下社会にはいるらしいです)その中でも天才的な強さを誇った小池重明氏というアマチュア棋士の物語。
父親が物乞いで母親が売春婦だったかな、そんな出自の小池重明は学校にも行かず、見様見真似で覚えた将棋で身を立てることになるのですが、その生き様が壮絶でした。すこしは安息期もあっていいのにずっと壮絶。なんさ辛そうでした。
あまり書くとアレなので興味ある人は読んだほうが面白いと思うので書きませんが。、
当時のプロ棋士でナンバーワンだった人を余裕で負かしたり、実力はあるのに私生活がめちゃくちゃすぎるからプロの認定を受けられなかったり、借金苦で自殺未遂したり、2年くらいブランクあるのにアマチュアトップの棋士に勝ったり、他にもいろんなエピソードがあったと思うのですが完全アウトローなそんな人の話で、読んでいくうちに得体の知れない魅力にグイグイ引き込まれていきます。その物語を鬼六先生の劇画的なカッコいい筆致で描き出していくんですよね。
あともちろん小池さん会ったこともないけど、なんか泣けてくるんです。小池さんのことを思うと泣けてくるんです。

ボクも一時期そんな生き方に憧れていた時期があり、やろうとした事もあったのですがそこから逃げ出してしまった自分はアウトローではない生き方を選んでしまった。だからそんな人生に惹かれてしまうのでしょうかね。
悔いてはいませんが。

今手元に肝心なその本がないので、また書い直して読み直したいなあって思っています。

#7days #7bookcovers とは?
「読書を広めよう。参加方法は好きな本を1日1冊、7日間に渡って投稿するだけ。毎日表紙の画像を本の内容説明無しでアップロードしてFBの友達を指名しよう。」という企画だそうです。

#7days #7bookcovers
This is a challenge for contributing to the spread of reading culture. The method of participation is to post a favorite book, one book per day for 7 days. You upload an only cover image without explanation about the book and invite one FB friend to participate in this challenge every day.
#BookCoverChallenge

 

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