この時期になると没後50年も経つのにあの人のことを今だに報じるメディアを頻繁に目にするのは、この国のあり方を憂いている人たちがこの世界に数多くいることの証拠なのだろう。
三島由紀夫特集がテレビで放送され、美輪明宏がインタビューに応える絵。美輪さん歳とったね。照明と映像のぼかし加減が強めです。同じ時代の川端康成なんて文学史の一部に埋没し化石化し、メディアに上らない。
先日、中共の外相がやってきて尖閣は我が国に主権ありと堂々と発言するのを黙って聞くこの国の外相の表情。
そんな光景を死ぬ前に全部予見してしまった三島由紀夫さんはそんな世界に自分は生きていたくないと自分の腹を切って死んでしまいました。
当時高校生だった安倍元総理はそのニュースを聞いて「あ、そうなんだ」ってなんの興味も示さなかったそうです。あ、そうなんだ。。
からっぽな、無機的な、或る極東の一経済大国。
あの精悍な表情をつくる曇りのない眼差しは今の世界を全て見通していたのだろう。
自分はそんな世界に生まれて生きています。だらだら特に何かを成す事もなく漫然と生きています。
コロナの今について三島さんに聞いてみたい。誰にも思い付かない美しく冴えきった日本語で斬ってほしい。
もしも三島さんのYouTubeチャンネルがあったら何を語るんやろね。即チャンネル登録したいです。
#憂国
#市ヶ谷自衛隊駐とん地
#金閣寺
#1970年11月25日