ごぶごぶごぶの日記

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ロッキーシリーズ

ロッキーってパート4までだと思ってた。
4連休ヒマなのでロッキーシリーズみてました。ロッキーからロッキーザファイナル(パート6)までほぼ一気にですw
パート4が85年でボクが13才で友達と劇場で観たのはよく覚えていて、内容が自分の記憶と符合する点も多く懐かしかったりもするのですが、パート1から3まではレンタルでしか観てないせいで記憶が曖昧で、いろいろ新鮮でした。印象深いのがロッキーメチャええ奴やったんやな。ロッキー4のマッチョなイメージが強かったけど、パート1でのエイドリアンとの馴れ初めのくだりとか、生活ができなくて町の用心棒みたいなことやるけど優しすぎてダメな感じとか、貧しい街の人たちからスゴく愛されていたりとか。
76年のパート1はスタローンが売れないポルノ俳優だった時に、王者モハメドアリが無名のボクサーとの対戦でかなりのダメージを受けながらも辛勝した試合を見たことに着想を得たストーリーで、チャンピオンアポロと無名のロッキーの関係性はそこで生まれる。その脚本を三日で書き上げたのは有名な話です。それを配給会社に持って行ったら脚本以外のディレクション、キャスティング等の決定権はないという条件をのめずに、二流の配給会社でスタローン監督主演で制作すると、ご存知のとおりB級映画ながら全米全世界にまで感動を呼び、瞬く間にロッキーフィーバーに乗りに乗ってアメリカンドリームを掴んでしまうっていうね。ロッキーの成功によってスタローンもポルノ俳優から一気にハリウッドスターに登り詰めるわけなんですよね。
パート1制作の70年代はアメリカンニューシネマ台頭の時代でその空気をかなり反映してるのも意識してみると面白い。タクシードライバー、チャイナタウン、イージーライダー的な反体制であり貧しくかつ骨太で無頼なヒーローの姿を作中に見て取れる。
パート1のラストはアポロに惜敗しながらもハッピーエンドで終わるのだが、ホントはセコンドのミッキーがアポロに人種差別的な発言をしてそれにロッキーが怒って彼と決別するというアメリカンニューシネマ的な終わり方をする予定だった。しかしこれでは作品が台無しになると配給会社の人が強く反対した為あの終わり方になったらしい。
そゆの調べてたりするといろいろ時代が見えてきて面白い。
あと全く記憶にない人たちが出てたり、パート3でハルクホーガン出てたのは笑ったね。
パート4ではJBが歌ってたり、マイクタイソンも出てたね。全く記憶にない確認ができておもしろい。
いろいろおもしろいロッキーシリーズでした。
新作観るのもいいけどこんな時期なので過去の名作を観るのもええですね^_^

 

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https://m.youtube.com/watch?feature=youtu.be&v=aVH_2X3q6xc