ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

司馬遼太郎からの猪瀬直樹

記録。 GWニコルです。。っていうCMはGW限定でオンエアされるって、、なかなか今時、贅沢なCMの使い方をしよるね。。

というわけで、毎日暇なんで、、だらだらなんか書いとこうとおもいます。

GWなのですが、計画性のないボクは 毎日酒飲んで、家で本読んだり、寝たり、DVD観たり、ラーメン食いにいったり、走ったり、あとチンコさわったりしてます。

え?なんかおかしいこと言いましたか? あ。なんかすみませんね。。という感じの今日のツカミで、以下本題なのですが。。

この前のアベちゃんのアメリカ議会演説を聴きながら、その日が昭和天皇の誕生日で、同時に太平洋戦争のA級戦犯が起訴された日だ。ってことはこの前書いたのですが。。

ついでに言うとA級戦犯が処刑された12月23日は皇太子(現平成天皇)の誕生日なわけです。 ここにはウラの意味がありましてね。

戦後まもなく、アメリカは昭和天皇戦争責任を問い、処刑しようとするのですが、 ヒロシマナガサキの原爆も東京大空襲も沖縄の地上戦も、人類史上にないほどの最強に極悪非道なことをやっちまったあのクソマッチョアメリカがなぜ、天皇ヒロヒトの処刑を断念したのかという謎があるのですが、、

昭和天皇玉音放送のあと、マッカーサーがティアドロップのグラサンと、コーンパイプをくわえながら 厚木の飛行場にサッソーと、アホみたいな顔で大鷲の刺繍がついたこれまたアホみたいにデカい軍帽をかぶって降り立とうとするあの有名な映像は日本人ならだれもが見たことがあるはずなのですが、、

彼が乗った戦闘機が飛行場に着陸しようとすると、日本軍はまだ降伏せずに高射砲をバンバン撃ってきたらしく、、 つまり正式な武装解除が必要だった。。

らしいんです。

そりゃそうですよ、アメリカにあんだけのことをやられちまったわけで、ついその数週間前までは アメリカの戦艦に向けて特攻機をガンガン飛ばしまくってたし 負けを認めない、日本軍はボロボロでもまだ戦い続けていたわけです。

玉音放送の後の話です。びっくりですよね?でもホントの話です。

しかし、アメリカにとっては戦争を完全に終わらせるために武装解除が必要だった。 その切り札が天皇の命で、それと武装解除を引き替えにして全面降伏を迫るわけです。。

結果、日米はそれに合意をし天皇の命は死を免れる。

でも天皇戦争責任は完全に免れたことにはならないので天皇の誕生日を東条英機以下A級戦犯の起訴日に、 皇太子の誕生日を戦犯の死刑執行日にした。

というウラの意味を持たせるわけです。

あと憲法のこともここに絡んでくるのですが、 それは相当難しくてうまく説明できないので書くのやめときます。。

ボクは日本史がソコソコ好きで、特に幕末がすきで、司馬遼太郎先生の作品は結構読んでて、 幕末から明治維新、日清日露戦争あたりの話までの彼の作品はほぼ読みました。。自慢ですw

だっておもろいんですもの。。人間だもの。。みつを。。

しかし、 その後の世界、明治後期から大正、そして次世代の昭和を迎え日本が戦争に突き進んでいくあたりの過程を描いた小説が一冊もないんですよね。。

司馬先生はその時代の話を一冊も書いてない。。評論では書いてるのですが。。

「この国のかたち」っていう氏の作品があるのですが、スゴく良くできたタイトルでこれも読みました。自慢ですw

まさに日本の国のかたちを、小説の形式ではなく、あれはなんやろ?ノンフィクション?評論? ちがうね。なんか独特な文体で描かれてるのですが、、

その中で昭和の暗黒期「大東亜戦争」「太平洋戦争」の狂った時代の日本のことをこう例えます。 「異胎」の時代。 かれはそう書き残してます。

それまでのいきいきと、たただひたすらに「坂の上の雲」を目指して駆け上がってきた時代とは全く違う、その流れとは完全に分断された「異胎」の時代っていう表現をしました。

そこまで司馬先生の作品で日本史を学んできたボクもそこでブラックアウトしてしまいましたよ。 でも当然、そのあとのこの日本の国で何があったのかを知りたい。昭和のこと、あの戦争のことが知りたい という思いがずっとあって、だれかそのへんのことをうまく書いている作家ってないのかな。。って思いつつ いろいろな作品を斜め読みしたけど、なんかカッチリハマった作家に出会うことがなかったんですよね。。

それで、。 10年くらい前でしょうか、、 毎週土曜日の朝にワイドショーをやってて、、 レギュラーで出演していたテリー伊藤と「この人」が 画面の中でいつも怒りまくってるのが気になっていました。

当時の小泉政権下で官僚や族議員と戦って、郵政民営化のあとに 道路公団民営化を成し遂げようとしてる「作家」だということだった。

ん?作家なんだ。。

スーパーのその人の名前の横に肩書で「作家」と書いてあった。 作家 猪瀬直樹 テリーさんと一緒になって、怒鳴りまくっている様はなんかみてて怖かったのですが よくよく彼の話を聞いてみると、とても理にかなったことを言っていて、そしてなにより彼の言葉の表現のしかたがオモシロかった記憶があります。

この人のことをすこし調べてみると、彼はノンフィクション作家で日本の戦後史についての著書多数。ということだった。。 この人の作品を読めば、これまでなんか胸の奥につかえていた謎が、 司馬先生が書いてくれなかった、明治大正の後の昭和から現代につながる歴史の謎を解き明かしてくれるかもしれない。。

っていう期待を抱きつつ読んでみたら、、 どれもこれも、すげーオモシロくてですね。。

たまらんかったです。。よだれをダクダク垂らしながら読みふけりましたね。(イメージです) 閉じられたままの絵巻物が目の前でバンバン開かれていくようなですね、、なんかたとえがイマイチなのですが、、そんな風な気持ちで彼の作品を次から次へと買い込んでは読み進めました。。 さっき上に書いた 天皇の命と武装解除の話も、猪瀬さんの作品で知ったことです。 そういう沢山の隠されたエピソードがあってオモシロいんですよね。

そしてそれが点となり線となり、バンバンつながっていくと、、うわ〜、、なるほどね〜って、見えてなかった「この国のかたち」が次第にその全貌がうきあがってくるわけです。

こういう著書を歴史の教科書に使えば、「この国のかたち」の認識も変わってくると思うんですけどね。。

今年は戦後70年らしく、総理のアベちゃんはアメリカで演説をした日がその日であるってことなんて 本人はどうなんですかね。。

たぶん知らないのかもしれんけど、、 何かにつけ記念日に意味を持たせるのが大好きなアメリカに踊らされているようで、 その出来レース的なステージの上でノリノリで踊っているようにしか見えんわけです。

日米同盟!?そんなもんね、むかしも今も、この先もあるわけないと思ってます。

あくまでもボクの個人的見解です。

どこまでも、いいようにこき使われるだけでしょ。。 だって大戦以降途切れることなく、世界中で戦争起こして迷惑かけまくってる国だからね。。。

その中にはもちろん日本も入ってるけど。。

総理。なにをハイテンションでノリノリになってんねん。。

あいつらに舐められとるんがわからんのかね。。 恥ずかしいわ。。心配やわな。。 って独りごちする、GWニコル、

いやゴールデンウィーク残り一日が空けたばかりの 夜更けいや、朝焼けAM4:00の投稿です。。

今日は長くなりました。。 記録です。。 

 

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