ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

三遊亭らっ好 独演会

「動物園」、「片棒」、「宿屋の富」。
落語の演目ですね。お笑いは好きだけど、落語は個人的にというか無意識にアンタッチャブルな領域にしてしまったところがあり、これまで生で見たことはほぼないです。大阪にいた頃にNGKへたまに行くのですが、笑福亭仁鶴師匠の落語をたまたま聴いたり、ABCでやっていた鶴瓶さんとざこばさんの「らくごのご」を見てたくらいです。それ以上はなく、落語ブームとはいえ、自分には敷居が高いものだという決めつけがありましたね。
ところが今日初めて落語がメインの公演を聴きに行きましてね。三遊亭らっ好独演会。
まだそこまで名がある落語家さんではないのですが、これから必ず上がっていく本格派の落語家さんです。佐世保出身ということで佐世保のコミュニティラジオを聴いてるうちに、ボクがメッセージを送ると結構読んでくれるのでそんならっ好さんにハマっていくのでした。
佐世保出身ですが佐世保弁の訛りは全く感じさせずとても爽やな江戸ことばで聴きやすい。ラジオでは時折佐世保弁で喋ってくれますが。舞台上ひとり高座に座って喋り続ける様子に魅了されました。らっ好さんの向こうに様々な人々の表情やその風景が見えてくるかのようでした。
漫才やコントと違い完全にひとり芸なので観客の意識を噺の世界一点に集中させる。一席15分から20分位でしょうか。その間一回も噛まなかった。すごい。しかしその集中力を切らさず聴かせるその吸引力たるや。持続させるエネルギーはすごいものがあると思いました。水も飲まずずっとイイ声で喋ってましたね。らっ好さん。
三遊亭好楽師匠の孫弟子さんでもあり、好楽師匠とのエピソードも楽しかった。まだ30代の若い同郷の落語家さんです。
これからもずっと応援していこうと思いました。年に何度か独演会を開いてるので是非に^_^

#三遊亭らっ好

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