毎年のことですが、春になると鬱になります。。
95年はじめ。 学校卒業したてのときに、オウム真理教地下鉄サリン事件が発生。
当時働いていた番組制作会社に急遽ワイドショーの特集枠の制作依頼があり、 タージンと一緒にツチノコを探しにいくというバラエティロケが取りやめになり、 村井という名前の教団幹部が刺殺された事件で、彼の出身大学の同級生にアポを取り、彼がどういう人物だったのか。というインタビュー取材をするという仕事をやったことがあった。
長崎の親戚の近所に住む若い男性がどこかの新興宗教から脱退した後、家の浴室で自ら首の頸静脈を切って自殺したという話を聞いたことがあった。 彼が脱会した新興宗教はオウム真理教だという噂だった。
この前ニュースを見てたら 上祐っていうオウムの元幹部が取材を受けていた。記者の質問に答えてる彼の印象がどこかいきいきとしている様子で、それを見ていてなんだか気味が悪くなった。
「ポア」とか「イニシュエーション」とか「グル」とか「マーハムードラ」 とかいう妙な言葉を彼が使うとき、目がらんらんと輝いているようにみえたからだ。
その様子を見て、ふと こいつアキバのオタクみたいだな、、。と思ってしまった。
オタクな男の子がお気に入りのアニメやゲームキャラの名前を早口で口にするようなテンションで、 本人にしたら、いたって普通なのだがハタから見ると相当にずれてるような。。
あの感じ。 それを知らない人間には理解のできないゆがんだ陶酔感というか、なんともいえんけど。。
ある精神科医の所見によると、彼はまだ麻原のマインドコントロールにかかってるということらしく。。 そういうの見てると、 いつまた、おかしな悪の思想を持ったカリスマがどこからか突然現れて、世界を破壊しようとするのかも知れないなどと、 怖くなってきます。
おそらくそんなオタクで脳天気な調子の延長で、あのアホどもはあの大事件を起こしたんやろうけど。。
ビビるわな。
被害に遭われた方々は無念としか言いようがないですが。 あのアホどもはまた再生しようとしとるみたいで、そんなもんすぐ検挙できるように法律は変えられんものかね。
それと、同時に決して肯定する意味ではないけれど。 あんな人たちが出てきてしまうという世の中のゆがみ、みたいなものもなんとなく理解できてしまう。っていう自分もいて。
躁と鬱。生と死。善と悪。戦争と平和。みたいに。
正反対な事がらが合わせ鏡みたく同時に存在するのが世の中の成り立ちなので、 全く認めたくはないのだが、その存在は理にはかなっているのかも知れないという風に、上祐のインタビューを聞きながら思ってしまった。
っていう 桜の季節を目の前にした今日の投稿です。
春になると鬱になります。。