mabooの日記

エロい話 。政治の話。あほな話。ふるさと佐世保のこと。とか、いろいろ書いてます。

天才伝説横山やすし 小林信彦



もう20年以上も前の話です。当時週刊文春に連載されていて、単行本は買わなかったけどこの連載が読みたくて週文春を毎週買って読んでました。
文春砲なんてない、週刊誌がホントに面白かった時代の連載もの。

テレビのバラエティ制作スタッフとして働いていた頃。
横山やすしが亡くなったその日に、ワイドショーの心霊特集ロケに出てたら、先輩のディレクターの携帯電話が鳴り、局のPから
横山やすしが亡くなったので、心霊ロケはボツ。今すぐに取材に行くように。。」
ということになり大阪箕面の閉鎖された幽霊病院にロケに行く予定が、摂津市にある横山やすしの自宅に向かうことになった。聞いた住所をたよりに現場を探すのだがなかなか見つからず、ようやく見つけたのがとても小さい家でびっくりした。。
かなり普通の家なんですよね。普通というかそれ以下のショボい家。関西の売れてる芸能人が住む高級住宅街といえば、箕面や宝塚、芦屋が挙げられるのだが摂津の駅から離れた河沿いにあるさびれた住宅地の一角にありました。
相方の西川きよしの自宅は関西では有名な豪邸で見に行ったこともあるのだが、それに比べたらなんともショボいこと。。

その彼らコンビの明暗がこの本には描かれています。面白いです。かなり。
破天荒っていろんなタイプがありますが、やっさんは別格ですね。破壊的、破滅的、悲劇的な一生。
それとは対照的な西川きよし。年下の猛獣使いは舞台に遅刻してくるやっさんを裏で本気で殴り飛ばして言うことを聞かせていた。まさに猛獣使い、。やっさんもキーボーのことは本気で恐れていたらしいが、抑制がきかずに何度となく問題起こすんですよね。
 それで舞台ではあんな燦めくような天才的な漫才をやるんだからすごいんだ。
 あの伝説の昭和の漫才コンビ。生き方も、多分死に方も極端にちがいすぎるけど、やっぱりボクはやっさんの刹那的な生き方に惚れてしまうんですよね。

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