「カメラを止めるな!」はザワザワと巷で騒がれ始めて公開延長が決まったあたりの、世間が面白い面白いって大盛り上がりしたあとの、祭りの終わり的な、少しクールダウンしたくらいの時期に観にいきました。
みんなが面白いって絶賛する作品であればあるほどプイと背を向ける天邪鬼なぼくなのですが、あんまり騒がしいのでゴジラビルのエスカレーターの上をやや斜めに見上げながら昇りつつ、そんなおもろいんか。そんなわけないやろ。、なんてひとりごちながら観にいきました。
しかしあっさり手のひら返し。
いや、面白かったです。
なにが?
って説明に入ると全部ネタバレになるので書けなかったのですが、今でも書けないのですが。。
この手があったか⁈って手のひら返しながら思ったのが一番の感想で。
この監督はこの着想を思いついた瞬間、めちゃテンション上がったやろなー。って想像しまいました。
良かったな。売れてよかった。面白いモノを作る人は売れなきゃいけないんだ。当たり前だ。
今時映画監督になろうとするなんて、やり尽くされた燃え尽くされたあらゆるアイデアの荒野の焼け野原の上で、海外でもない今となっては映画の辺境地と成り果てた日本で成功するなんて相当難しいんだろうけど良く見つけたな。それくらい面白かった。
逆にいえば日本だからこういうのが受けたのかな。なんて思ったりして。
「こういうの」ってしか言えないのだけれど。
昔ジャッキーチェンの映画のエンディングのNG集が面白かったのを思い出したりするのだが、あるようでなかった映画で。なんだか新しい映画のジャンルをもう一つ作ってしまったくらいの衝撃がありました。
でもこのネタを誰かが使うとしたら、あーこれはカメラを止めるな!のパクリだな。なんてバレるだろうから、日本でこの手法を用いるのは数十年経たないと無理かもしれないな。
それか、またハリウッドの金満映画会社が権利を買い取って撮り直すっていう事もあり得るな。もちろんやって欲しくないけど。。
どうなんだろ。
もうこの監督はこの映画で引退した方がいいかもしれんね。だってこの先この映画以上に売れる作品を撮ることなんて出来ないだろうから。でも期待はするけど、
映画ではなくてバラエティ番組やAVなんか作ってみても面白いかも知らん。漫才やコントのネタ書いたりとか。。そゆの作ってくれたら見てみたいな。
またあっと驚くようなモノが出来たりして。
なんて。。
かなり遅ればせながらの「カメ止め」の感想でした。