ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

イルカになった少年

友達といつか来たことがあるような深い森の中で迷っていると、大きな湖に出くわしてしまいました。先を急いでいた友達は足を滑らせて湖に落ちてしまい、湖面で待ち構えていた巨大なイルカが彼を飲み込んでしまいました。

友達が小魚サイズに見えるくらいの巨大なイルカ。しかも湖なのになんでイルカがいるんだろう?
ぼくは怖くなって叫んでいたら、イルカが友達の声でしゃべり出す。
「ちょっと待ってくれよ〜。イルカの腹の中はくせーよ〜、助けてくれよ〜」

「わかったから待ってろ!そんなに臭いのか?どんな匂いだ?」

「なんか排水口みたいな臭い」

「排水口くらいだったらがまんしろよ!」

と言い、ぼくは友達を助けるべく少し考えてみたのだが、どう考えてもそれはムリで、足元に転がっていた小石をイルカに投げつけらくらいしかできなかった。

ひとつ気になったので聞いてみた。
「お前はイルカの中にいるのか?それともイルカになってしまったのか?どっちなんだよー」
と叫んでみる。
でもやっぱり助けることはどう考えてもムリで、しばらく途方にくれていると、なぜだかさっきより湖の水位が上がってきて、だんだん陸地が狭くなってきていることに気づいた。

なるべく高台の丘の上に走ってく間、イルカは相変わらず

「ちょ待てよ〜、くせーよ。。」

と言い、

それがキムタクのモノマネみたいに聞こえて少し面白かった。

高台にはベンチが置いてあり、そこに座っていたカップルが何十年も前の自分も好きな映画の話をしていて、それがマニアック過ぎて面白いのだけど、イルカは相変わらずぼくに待ってくれよ〜、クセーよー。

って言い続ける。

ぼくは二人の映画の話が聞きたかったので、

「ちょ待てよ!お前はイルカになった少年かよ!」って怒鳴ったら、イルカは急に静かになってしまい、寂しそうに水面をパシャパシャたたくのでした。

すると悲しげに

「キュー、キュー」と今度はイルカの鳴き声が虚しくこだました。

 

友達はほんとにイルカになっちまったんだな。。そう思うとぼくは悲しくなってきた。

夕方になり、あたりは陽が落ちて夕日に照らされたオレンジ色の雲をみてしまうと悲しみがもっと大きくなりそうなので、ぼくはぎゅっと目を閉じて涙がこぼれるのを抑えようとしていたら、いつの間にか

朝になって、目覚める。

 

という変な夢を見ました。

 

今週は忙しかった。。
今日頑張れば明日明後日は休みなので、皆さんがんばっていきましょう(^-^)