4年前の今日は 昼休みを終え、会社に戻り次の仕事に取りかかろうとしていると 揺れだした。
地震かな。。?
でも、 いつもよりなんだか大きい、、気がする。 揺れはどんどん大きくなっていく 隣に座ってた同僚はお茶がこぼれるこぼれるといいながらカップを持って 椅子に座っている 揺れはさらに激しくなっていき、不在中のデスクのパソコンはバタバタと倒れ 棚からは書類や原稿などが床に落ち、ホワイトボードは倒れ、 重たいコピー機が勢いよく転がって壁に激突していた。 ガラスが軋む音、壁にはヒビが入り、 ブラインドは激しくタテに揺れ続ける。
まるでジェットコースターにでものせられているような揺れ。
気持ちまでもがわしづかみにされて乱暴に荒々しく揺さぶられている気がした。 おそろしくなってきた。
机の下に隠れた、同僚は隠れながらもカップに入ったお茶を飲んでいた。
会社近くの公園に集合したあと、帰途についた。 電車はどの線も動いてはいなかった。
中野の家まで歩くしかなかった。 どこまでもたくさんの人々が暗い顔をしながら無言で歩いていた。 歩いてると時々地面がゆれていた。 そのたびに人々はざわめき、そして何も言わずに再び歩き始めた。
会社のある八丁堀から東京駅、皇居を経由して中野まで歩いた。
電話は何度やっても通じない、家族のことが心配だった。
携帯のワンセグの画面に映しだされた東北気仙沼の港が一面に燃えている映像が衝撃だった。。 なんだこれ? 世界はどうなってしまったのだろう?
4年前のあの日の記憶がよみがえってくる。