ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

猪瀬直樹 日本国不安の研究

運動もせず、タバコ吸って、毎日酒飲んで脂っこいもの食べて糖尿になって人工透析受けるようになったら月30万の医療費がかかるそうで、でも日本の国民皆保険はエライ制度なので個人負担が1万円程度に抑えれるらしいのですが、残りの29万円は消えたわけではなく国民が支払う保険料や税金から支出されているわけで、。こゆ話聞くと不公平だよな。って感じてしまうんですよね。
ぼくなんか健康に気を使って平日はなるべく酒飲まないし週末は走って運動してますよ。それは健康のためだけではないのですが、、おかげでここ数年は歯医者以外に病院にかかる事なくいたって健康な身で生きております。キライなんですよ、医者も病院も。だから行かないように努力する。健康診断の数値の判定は年齢の割には優良で、それに献血には結構行ってて世の中に貢献してますが、。それなのに、そんなぼくの少ない給料から健康に気も使わない人のために保険料を天引きされるのは納得いかんなというのが正直な所。生活習慣病なんて大方は自業自得なんだからさ、もちろん体質もあるけど。ボクみたいな健康な人が国民の大半だとすると、医療従事者も保険料も今とは格段に違うんだろうなあって考えます。究極の理想はそこです。でもまあいつ自分が交通事故や大きな病気にかかって、お金に困る事もありえるのでそんなに強くは言えないが。。助け合いの精神は大事です。
でも透析はいざ大地震や大災害が起きて電力供給が間に合わなくなったとすると、お金の問題ではなく、透析機が動かせないからあっという間に死んでしまいますからね。怖いです。だから健康には気をつけましょう。
日本の医療費は右肩上がりで年間55兆円規模にまで膨れ上がり日本が誇る自動車産業の経済規模にも匹敵するそうです。その規模は今後も膨らみ続けるという確実な予測。それなのに医療介護分野は産業としての意識が低いゆえに、無駄が多く他の産業にくらべ生産性向上の意識など置き去りにされたままというお話。
大家族から核家族化、地域間のコミュニティも近代化が進むと共に失われ、そういった状況が遠因だともされる孤独死や若年層の自殺、うつ病に悩まされる人たちは増えに増えて精神病患者の数も右肩上がり。ヨーロッパの先進国でも同様な傾向があってそれぞれの国で独自な対応を図り努力はしている一方、しがらみだらけのこの国ではそれが遅れている。ゆっくりと沈んでいく船。起死回生の一手はどこにあるのか?
猪瀬直樹著 「日本国 不安の研究」ちょっと難しいテーマでもありましたが、そんな事が書いてあります。時間をかけてようやく読み終えました。

 

https://www.hanmoto.com/bd/isbn/9784569845852