ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

草間彌生さんが好きな理由

草間彌生が大好きです。趣味でアートに触れる、絵を描いたり美術館に行くとかはないのですが彼女は別なんですよね。

「無限の網」という彼女の自伝を読んでからファンになりました。現在91歳の彼女が20代で長野の田舎町からニューヨークに出て芸術活動を始め、激貧生活を続けつつ日本人初の世界的前衛芸術家としての名を得るまでの経緯が綴ってあります。70年⁈近くも前の時代!その時代の保守的な田舎で生まれ育った若い女性が海外へ行くなんて想像し難いというか、彼女が綴った本に書いてある以外の言葉にできないほどの艱難辛苦や差別やらも受けながら自分の信じる感覚をカタチとして表現していくその勇気。というか、「勇気」とかいうわかりやすくてやさしい言葉ではなく、その時の彼女の内部に渦巻いていた表現者としての激情なのかな。何が彼女をそんな行動に移させたのかに興味があるというか、とても惹かれてしまうのですよね。

70年前の1ドル360円時代のアメリカニューヨーク。戦争が終わってもう2度と立ち上がれないほどに打ちのめされたこの国に生まれた世間知らずの女の子。ただ芸術家になりたい、表現がしたいだけでは、そのとてつもなく険しく分厚く高すぎる壁に挑んだ理由を説明することはできない。万が一旅立つことはできてもそこから苦労に苦労を重ねて成功を収めるなんてほぼ不可能に近いです。凡人のボクからするとですね。その辺りの理由を語られていない。今後もボクが理解できる形では彼女は言ってくれないとは思うので想像する以外ないのですが、ただただスゴイと思うんですよね。

今日はそんな草間さんとルイヴィトンのコラボ展が行われている原宿まで行ってきました。

しかし草間彌生グッズってみんな高いんですよね。ほんとは彼女の絵が欲しいのですが。高すぎてですね。いつかはかぼちゃの絵を買いたいと思ってるのですがいつになるかは分かりません。

 

f:id:maboo828jp:20230108232205j:image
f:id:maboo828jp:20230108232208j:image