リッチな若い夫婦と赤ん坊が住む避暑地の別荘に「召使いとして雇ってください」とある女がやってきて、夫が用事で不在になった隙にその妻を惨殺し赤ん坊と客船に乗って海を見ながら逃亡するという、。フランソワオゾン監督の「海を見る」という狂った映画がありました。そのエンディングにケイトブッシュの曲が使われていて、それがとてもドロドロした奇妙な曲で怖かったのですが、特徴的なその歌声が魅力的で好きになり、他の曲も全部良くてさらに大好きになりました。そんなケイトブッシュはもう65歳にもなるらしい。
世界を代表するシンガーの第19位らしく、どこの誰が決めたランキングなのか知らんけどね。久々に聞いてもやっぱり好きですね。この「嵐が丘」はさんまさんの「恋のから騒ぎ」のオープニング曲として使われた彼女のメジャーな曲のひとつですが、ホントに他の曲も良いのでぜひ。
彼女の歌を世界中の人が聞くと戦争なんてなくなるのにな。、なんて不意に思わせるような。不思議な歌声ですねん。今起きてる戦争のほとんどが18世紀産業革命以降のイギリスのせいなのですが、彼女はそのイギリス生まれなのも皮肉です。世界的にメジャーな国を代表する歌手なのに、ケイトは飛行機が嫌いで普段は引きこもりな人で、あまり海外にはでた事がないらしい。日本には70年代に一度来たきり。そんな人です。そんなキャラもよかね。しかしこんな歌声を奏でる人は彼女以外いないです。
