映画の中で何が一番好きな作品ですか？っていうしょうもない質問には「ゴッドファーザーパート2」と答えるようにしています。
このところアルパチーノの出演作にヨメがハマりすぎてウザいんです。その発端はボクなんですけども。
雨が多くてなんとなく部屋で過ごしていたら、段ボールに入ってる古い映画のコレクションを漁ってる中に「セントオブウーマン」があってそれを観てたらアルパチーノの事がエライ気に入ったらしく、彼の出演作をこのひと月の間にほぼ全部観ているようです。日本に入ってきてる作品のみなのですが、わざわざ渋谷のツタヤまで行ってVHSしか発売されてないマニアックな作品まで借りて見てます。ヨメは働いてないのでヒマなんですよね。うらやましいです。
アルパチーノよりデニーロ派なボクなのですが、彼女につられて観てたらやっぱりよいですね。カッコイイ。
アルパチーノがというか古い映画、特にアメリカンニューシネマとよばれるあたりの70年代ハリウッドの作品群の中に、例えばイージーライダーだったりチャイナタウンや俺たちに明日はないなどの名作があって、その世代にアルやデニーロはデビューをし人気を博した。
ベトナム戦争あたりまでのハリウッド映画ってほぼハッピーエンドがお約束で、夢と希望の〜的なワンパターンな型にハマった娯楽作品ばかりだったらしく、その時代の映画はほとんど見てないのでよく分からないのだけど、ニューシネマ以降は反体制でアウトローな世界観を描いた映画が新しい時代の世界に変えた。キレイごとばっかり言ってんじゃねーよ！みたいなところが当時の若者たちにウケたのでしょうね。
今では当たり前なのだが。
イージーライダーや俺たちに明日はないは有名すぎて余りなのだが、デニーロのタクシードライバーやアルパチーノのセルピコ、スケアクロウはすごくイイ。画質も悪く、洗練されてないリアルで生々しくて泥臭くて、なんか臭ってきそうな空気感が大好きです。
なんていまさらアルパチーノにどハマりするヨメにそんな話してたら、彼女はアルの出演舞台をアメリカに行って観に行きたいとか言うのですが、そんなに好きかよ。
一番好きな映画は何ですか？
