ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

東京上空の旅客機新ルートで大騒ぎしてる人たちに

Facebookの書き込みで昨日から東京の空に旅客機が飛びまくって急に騒がしくなったとか、物が落ちてきたらどうするんだよとか騒いでる人のコメントを見ます。平和ボケも過ぎたら笑えるな。数の問題ではないがそんな事言ったら交通事故の被害者数と飛行機から物落ちて被害受ける人の数比べてみたらどっちが多いか考えるまでもないやろ、なんて思うのは置いといて。
ネットもワイドショーもこの事についてもっとガンガン騒いだら良い、そしてその先にあるほとんど知られてない奇妙な問題を問い質すきっかけになればいい、なんて考えたりします。

日本の首都東京の空は75年前の敗戦以降今だにアメリカの管轄下に置かれていて、東京の西側の特に中野区や練馬杉並武蔵野市辺りは完全に横田空域と呼ばれる米軍下の空域とされています。だからその空に日本のヘリや飛行機を飛ばすにはいちいちアメリカに飛んで良いですか?って伺いを立て許可を得ないといけない。
これっておかしくないですか?
自国のしかも首都の空をですよ。変ですよね。たまに米軍のヘリが飛んだり、報道のヘリとかアドバルーンを飛ばす場合も米軍にイチイチ許可を得て飛ばしてるわけなのです。そんな事やってるの世界中見渡しても日本だけです。
やっぱりおかしくないですか?
その取り決めは戦後からずっと続いており、定期的に六本木の米軍基地で行われる日本政府の高官と米政府ではなくその下部組織にあたる米軍との会合によって決められているのです。つまり対等な立場にある者同士で話し合われていない。
変ですよね。おかしくないですか?
昨日今日の旅客機のラッシュは東京オリンピックを控えるにあたって、便数が増えすぎてパンク状態の羽田空港の混乱を避けるための試験的措置で、海外や地方から飛んでくる旅客機はこれまでは海から千葉に入って離着陸をするのですが、そのコースだけでは安全上に問題があるから、米軍に一部の空域の使用許可を得てようやく都心上空を飛べるようになったという理由からです。
絶対おかしいですよね?

それでその取り決めは米軍から強制的に決められてるものではなく、日本政府が自発的に日本の首都の空はどうぞご自由に使ってくださいね。墜落危険なオスプレイでも軍用機でもなんでも飛ばしてください。もし墜落しても米軍様に責任は問いませんからね、って米軍側に奇妙なほどのウエルカムな姿勢で提供し続けているのです。

ここまできたら、もうどうかしてますよね?

 

矢部宏治さんという人がその事についての本を書いてます。ぼくも初めてその事を知ったときは驚きました。彼が書いてる記事を貼っときます。
わかりやすいのでどうぞ。

 

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52721