ウクライナ問題の裏側にはネオコンやユダヤ富豪の暗躍があり、その積年の恨みを晴らすべくプーチンが侵攻を決定したと主張する元ウクライナ大使の動画を得意げにシェアする人がいたり、
今のロシアは太平洋戦争前夜の日本がおかれていた状況と同じで、ウクライナをダシにした経済制裁の後にロシアが暴発するというシナリオをアメリカが裏で書いてるから本当の敵はアメリカだと言う人がいたり、
沈静化していくコロナ禍によって鈍化しつつあるグレートリセットを再起動させる為にプーチンが身を挺して動いてるとか、。
ネットばかり見て、本を読んでこなかった基礎教養のない人ほどそういった刺激的陰謀論に吸引されやすい。そうでなくてもこんなのウソって感覚で見分けられるのが普通なのだが。
それ以外にもSNS上ではいろんな情報が飛び交っていて、正直どれが真実かは今のところよく分からないです。どれもそうだしどれも違うように思える。専門家すらこの事態を予測できないのに私にわかるはずもなく、この世の誰一人も今後の推移はなにもわからない。
しかしですね、今のプーチンがやってることは明らかに究極の戦争犯罪的行為で決して許されない蛮行であることは間違いない。今朝のニュースでは「そろそろ核使う」って脅してきてますね。
アメリカのやり方も問題ありなのは学生の頃から本を読んだり、識者とされる人の話を直接聞きに行ったりで、ずっと前からそんなのは知っています。沖縄の基地問題について書かれた本を数冊読めばもっとショックなことが沢山書いてある。だけど現実的な日本の立場を考えるとそれを黙認していくことがこの国の生きる道で、それこそが今の不確かな平和な時勢を生き抜く術なことも理解してる。
でもその幻想は今回の事で打ち砕かれ、世界は見せたことのない表情に変わった気配を感じてます。
何か少しでもウクライナのためにできることについて、ロシア産の商品を買わないとか、募金するとか、いろいろ考えてみますが、やはり大事なことは今の状況を知ることだと思っています。あの人がやってる事を遠くから静かに見つめていく事、そして出来ればそれを自分の言葉で発信していく事。だと思っています。
無関心で居続けるのは一番楽だがそれは「悪」であり、それが今の惨状を招いたとも考えられるので、変な情報に惑わされることなく正しく知ること、それを記憶しておくこと。それが今誰でもできること、一番大事なことだと思っています。
