ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

ロシアの知られざるソフトパワー

ドストエフスキーの「カラマーゾフの兄弟」は高校生だった自分には難解すぎて挫折したのですが、「貧しき人々」という比較的読みやすい小作品は今でも心に残っている。「罪と罰」も「カラマーゾフ」も「貧しき人々」もロシア革命前夜の混沌としたロシア社会を背景にした作品で、これらは今も世界文学の研究対象とされ、読み継がれるほどの名著。
それとは別に中国の文革期に生きた人々を描いた映画も好きで中でも「覇王別姫」なんかは死ぬほど何回も見ました。死んでないけど、。
中露は今も今に至るまでもずっと国を統べるリーダーが頭のおかしな人たちなので、常にその悪政を強いられる民衆たちは純粋で貧しくて健気だけどパワフルな姿が描かれます。どんなに苦しくても家族を愛し力強く生きる名もなき人たち。そんな構図が既に出来上がっている様子があり、そこからある種の叫びのように紡がれる芸術作品は世界を揺るがす。
今回のウクライナの戦渦の下、再び世界に語り継がれる作品がそこから生まれるかも知れない。
変な見方だが、こんな作品を通して人間は極限状態を迎えながらも強くて希望的で魅力的な生き物であることを教えてくれてるみたいな。
リンクのこの作品はソ連崩壊前のウクライナ国境近くで現実に起きた事件を題材にしたものです。佐々木さんがすごくイイっていうので観に行こうとおもてます。

 

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