ごぶごぶごぶの日記

お金をかけない東京散歩ほか、走ること食べること思うことを書いてます

世界は終わらない

そこまでミッシェルのファンではないのですが、初めて聴いた時のこの曲の歌詞だけは心に刺さっていまだに抜けない感じがあります。
「世界の終わり」
パンを焼いたり紅茶を楽しむ日常の中で世界の終わりを待ち焦がれる「君」という人物は実は自分自身のことで、その世界の終わりとは自分の「死」を意味しており、自分が死んでもこの世界は続いていくという残酷な哀しみをこの詩は提示しているという。
世捨て人とでもいうのか。「君」と同じく誰もの心の中にこの世界に対する厭世的な諦めが埋め込まれていて、例えば輝く未来とか希望に満ちた世界とか、。そんなものは全部ウソで、この世にあるのは欺瞞と退屈と惰性のみだけど、そんな薄っぺらの世界は残念ながら終わることなく続いていくのだよ。それに気付いてないわけじゃないよね?って突きつけられている気がするのですよ。この歌を聴くと。しかしそこに惹かれる。よくぞ言ってくれた。その通り。的な。
これは完全に個人的な解釈なのですが、どうなんでしょう。ファンの人が聞いたら違うって言うのかな。
そんな哀しい歌をアベさんの高速で正確なカッティングがガツガツ斬っていく感じ。その破滅性。
歌い手でもある作者のチバさんは先日亡くなられたそうで、。この曲は日本の他のミュージシャンもたくさんカバーしており、それも良いのですがやっぱりオリジナルの方がグサグサ刺さるんですよね。
歌詞で刺さる曲ってなかなかないものです。もちろん曲も良いのですが。

 

#ミシェルガンエレファント

#世界の終わり

https://youtu.be/pGN7LGXwtJo?si=BKzwOxlpTUGQeuME